医療の究極の質

おはようございます。新年度、順調ですか。
雪景色の秋田から羽田経由で、ももの花が咲き始めた山梨へあずさで移動し IMG_3546.jpg
昨日も令和元年の新医療人の皆さんと有意義な時間を共有いたしました。
皆さんはどのような新年度でしょうか。

医療の究極の質

今年も難関を突破して国試に合格した研修医の先生方と医療現場の接遇、コミュニケーションについてディスカッションの場を多くいただいています。
1日は全体研修にも参加いただいた後、秋田の医療を担っていかれる先生方と

医師は社会的信頼度が高く、それに併せ、期待値も高い
安心安全な医療を提供することは前提であり、それぞれの患者さんに適切で最善のより質の高い医療が求められる時代の中
ひと昔前とは異なる働き方も必要です。

受容と供給のバランス

私がこれまでご縁をいただいた医療機関で見て、聞いて、感じたことを含め
「医療の究極の質」はなんなのかをディスカッションいたしました。

私の考えは2点
①患者の健康への満足を達成しているか
②スタッフ間で豊かなコミュニケーションが構築されてチーム連携を図り、安心安全で卓越した医療は提供できているか

医療側は患者に対して満足して欲しい、しかし、まずは医療は納得であると考えます。
なぜなら、購買を促進する、あるいは旅行に出かける人の対応とは異なり、痛みや不安が伴います。

納得のいく医療が、患者の健康への満足に繋がります。

そして、医師主導だった時代はもうとっくに終わり
いかに、それぞれの専門性を融合していくかがカギです。
その基本となるのがコミュニケーション、言うまでもなく、医師だけで医療が提供されることはありません。
頭では分かっていても、独裁的な言動に出てしまって、一度、アンバランスになったチームを基に戻すには多大なエネルギーを要し
何よりも医療ミスに繋がるのではないでしょうか。
と話しました。

そして、各グループから
*チームでは、皆(全職種)が話せる環境をつくっていきたい
*患者さんと同じ目線になり、患者さんのそれぞれの医療のゴール(例えば、スポーツ選手だったら元の様にプレーが出来るようにとか、高齢の患者だったらまずは座れるなりたいなど)を見極めることをしていきたい
それには、全て、コミュニケーション、接遇だと気づいた。と感銘する意見をいただきました。

来る2025年、我が国の高齢者社会に
積極的で建設的な先生方がいてくれることで乗り越えていける
そう確信することでした。(思わず、目頭が篤くりました)

やはり、生命に関わる仕事を選んだ方々、人間力の高さに感動します!